アルティメットライジングベイトフィネス

ひでっち

2010年08月08日 00:00

新米親父のホームは“川”だ。

それもノーシンカーワームでのナチュラルドリフトがメイン。

餌釣りをやったことがある人ならわかると思うのだが、

竿は長ければ長いほど有利である。

魚から距離をあけることが出来るし、

川幅が狭い場所で長すぎるなら“竿の継ぎ”を減らして使うこともできる。


それならバスでも単純に長ければどうだろうと考えていた。

最近、バスロッドでも7フィート超のロングロッドがちらほら出てきているが、

8フィート超になると、まだまだ少数派であるし、機種も少なく選択肢が狭い。


スピニングでダイワのシーバスロッドを導入していた親父は、

はたまた単純にシーバスベイトロッドはどうだろうかと考えた。

たまたま、昨年ベイトエギングを流行らそうとしていた流れもあるのか、

一機種だけだったベイトロッドも追加アイテムが出ていた。

店頭で触った瞬間に“ビビビっ”と

早とちり王な親父は感じてしまったのである。


9.6フィートのミディアムライトアクションでありながら、重さは150グラム。

まぁ、ロッドの重さはリールを付けた時のバランス次第だ!

ということに今年気付いたのであくまで参考値だ。





今回はピクシーじゃなく、敢えてカルコンにしてみた。

ダイワ星人なのに、ちょっと周りの目を気にした感じが余計に恥ずかしい?

ティップ部も繊細で、ベイトフィネスで使われる

“ビビビシェイク”なるものも楽々出来る。


※愛用のヤミィを計ってみた。



フック込みで4.5グラム。

業界規定ではO.K.なのだが、

ベイト使いの諸先輩に言わせると

ベイトフィネスじゃないなこりゃ(笑)



ホームの川幅はそれ程広くないのもあるが、

想像した通り、延べ竿での餌釣り同様、

長い分ナチュラルドリフトは非常にしやすい。


流れにあわせてロッドを上げ下げしてのワーム操作性は

6フィートのロッドとは全く比べものにならない。

6フィートだとどうしても手前の川の流れにラインが影響を受ける。

手前の流れに影響されず楽に流れからヨレて反転している場所へ

よりナチュラルにワームを流した時に想像通りのアタリ。


すでにアフターから回復しているパワフルさと

流れにのっての狡猾なファイトに思わず笑みがこぼれる。

流れにのった時に一瞬バット近くまで曲がったが、

ほとんどベリー部までの曲がりで魚の動きを抑え込んでしまう。



ま、バスはバスでも、シーバスロッドだから当然と言えば当然か。

ラインはフロロ7lbだったので強引には寄せなかったが、

繊細なティップがいい感じで曲がってくれるおかげで

全く不安は感じなかった。

テストに付き合ってくれてありがとな

そう心でつぶやきつつ、そっと川に放す。

もう5年以上通っているため、

ルアー好きのバスとは顔見知りだったりする。



ずっと楽しませてもらっているフィールドだけに、

魚にも出来るだけ優しく対応するように心がけている。

それだけに、2年前にHaさんの近くで釣った後、ショック死したバスや、

先日、uedaさんと同釣したさいにラインブレイクした魚は

心の中に後悔の棘が刺さっている。


何度も釣っておいて、そう思うのは偽善かもしれないが、

これからも自分なりのルールを守って遊びたいと思う。



今回の試釣ではこのタックルで3本の45up。



他のタックルでの釣果をあわせトータルで7本と



数はイマイチであったが、全て唇にフックをかけている。



・・

・・・

しつこいようだが


バラしやラインブレイクは

腱鞘炎のせいだと言っておこう。


まずは(業界規定での)ベイトフィネスとして入魂したこのロッド、

今後は、もちろん本来のターゲットであるシーバスや

海水浴が終了した後のサーフでフラットフィッシュを狙いたいと思っている。



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